「最近、子どもがピアノを練習しなくなった」「レッスンに行きたがらない」
このような声を、小学1年生のご家庭からよくお聞きします!
実は、小1はピアノをやめやすいタイミングの一つ。理由の多くは、小学校生活の大きな変化にあります。授業や宿題、新しいお友達との関係など、毎日が刺激の連続。帰宅後には心も体もクタクタになっていることが多く、ピアノにまで気が回らないのは自然なことです。
さらに、この時期のお子さんは、まだ一人で練習を続ける力が育っていません。ところが、保護者の方が「自分でやるもの」「本人のやる気次第」という考えで、任せっきりにしてしまうと、子どもはピアノを「面倒なもの」と感じてしまいがちです(*_*)
だからこそ、保護者の方のサポートがとても大切です。
・「一緒に練習しよう」と明るく声をかける
・できたところを一緒に喜ぶ
・レッスンの内容に関心を持つ
子どもは保護者の方に「見てもらえている」「応援されている」と感じると、練習を頑張れますし、自信にもつながります♪
余談ですが、私の生徒さんで、1年生の頃、レッスン中に眠気に勝てず、毎回のレッスンで目が閉じてしまう女の子がいました。
学校生活を頑張っているんだなぁ、と微笑ましかったですし、疲れているのに嫌がらずに通ってくれる事が嬉しかったです。
そんなお友達も、2年生になった現在では、しっかりとお話が聞け、笑い合いながらレッスンをしています!
ピアノの先生になりたいとも言ってくれました♡
ピアノに興味がなくなったのではなく、体力が追いつかない時期。
学校生活を頑張っている事を認めてあげ、暖かく見守ってあげましょう。
そして、保護者の方の練習に対するサポートを見直してみて下さい♪
ピアノは「親子で一緒に進む習い事」。
小1の壁を乗り越えた先には、自分で練習する習慣が少しずつ育っていきます。
「やめどき」ではなく「踏ん張りどき」として、ぜひお子さまと一緒に一歩ずつ歩んでいきましょう。1年後には、ピアノとの付き合い方が今よりも上手になっているはずです♡